「環境影響評価の基本的事項」点検結果への意見募集開始

【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2005.02.21 【情報源】環境省／2005.02.21 発表

　現行の「環境影響評価の基本的事項」への有識者委員による点検結果が平成１７年２月２１日までにまとまり、この内容についての意見募集が１７年３月４日まで実施されることになった。
　「環境影響評価の基本的事項」は、アセス対象事業の種類ごとに主務大臣が定める基準・指針に関する基本方針を環境大臣が示すもの。（１）環境影響評価法の対象事業となるかどうかの判定基準に関する基本的事項、（２）環境影響評価項目や調査手法の選定指針に関する基本的事項、（３）環境保全対策を検討するための指針に関する基本的事項−−の３つの部分から構成され、これらの内容は約５年ごとに点検を行い、その結果を公表することになっている。
　今回の点検結果では、現行の基本的事項の改正が必要な点や、改正は必要としないが今後の運用で留意する必要がある点を整理。
　改正が必要な点としては、環境影響評価項目や調査手法の選定指針に関する基本的事項について、前提条件の違いによる予測のばらつき方の把握など１９項目、環境保全対策を検討するための指針に関する基本的事項について、代償措置により期待される効果の根拠明示など４項目が示されている。
　意見は郵送、ＦＡＸ、電子メールで受付けている。【環境省】