一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

原子力発電施設の技術基準性能規定化を検討した中間とりまとめへの意見募集結果公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.03.14 【情報源】原子力安全・保安院/2005.03.11 発表

 総合資源エネルギー調査会原子炉安全小委員会の下に設置された「性能規定化検討会」がまとめた報告書「原子力発電施設の技術基準の性能規定化と体系的整備について〜中間とりまとめ〜」への意見募集結果が平成17年3月11日に公表された。
 この報告は14年7月に原子炉安全小委員会がまとめた報告「原子力発電施設の技術基準の性能規定化と民間規格の活用に向けて」で示された施設の技術基準の性能規定化(注1)、仕様・実施方法についての基準への民間規格活用−−を具体化するために、技術基準関連省令見直しの方向性を検討したもの。
 「原子力発電設備の技術基準(省令62号)」をはじめとする関連告示の見直しの方向性、安全設計審査指針との関係など基準の体系の整理、IAEA安全基準など国際規格との整合性−−などを検討するとともに、確率論的安全評価(注2)を活用した「技術基準」性能目標の定量化など中長期的に考慮すべき今後の課題をまとめていた。
 平成17年2月4日から3月7日までの意見募集期間中に寄せられた意見は1件で「関連学会・協会での規格の整備を促進し、さらに策定された規格の技術的妥当性の評価を国が柔軟、迅速に実施することが必要」という内容。
 なおこの意見に対し、原子力安全・保安院としては「意見にあるような学協会規格の技術的妥当性評価の柔軟化、迅速化については、報告書にも記述されているため、今後報告書の方針に従って具体的施策を進めることにする」との考えを示した。

(注1)材料・工法などを定めた従来の規定から、備えるべき性能を示した規定にすること。一定の性能を満たせば、仕様には一定の選択の自由が生まれる。
(注2)プラントの安全が大きく損なわれる確率を定量評価する手法。【原子力安全・保安院】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク