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環境ニュース[海外]

フランス 持続可能な開発指標に関する初めての全国会議を開催

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2010.01.27 【情報源】フランス/2010.01.20 発表

 フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省のボルロー大臣は、1月20日、持続可能な開発指標に関する第一回全国会議を開催した。この会議は、変化し続ける社会に対応しながら、持続可能な開発を目指す政策づくりやその評価に不可欠なツール(指標)について、議論することを目的としている。
 会議は、同省、経済・社会・環境会議、情報・統計全国会議により組織され、環境グルネル(環境懇談会)の5人の代表も参加する(政府、地方公共団体、NGO、労働者などの代表)。 
 各指標は、今後、省庁間委員会で承認される「持続可能な開発全国戦略」の年次評価に活用される。議論の対象となる新しい指標は次のとおり。
●経済社会的な背景(失業率、収入など)に関する4件の指標
●各々の目標(資源生産性、ガバナンスに占める女性の割合、鳥類の個体数の増加傾向など)と関連した15件のヘッドライン指標
●社会的な側面や持続可能な開発についての30件の補足指標(労災、若者の識字率、健康、住宅問題など)
 ボルロー大臣は、「環境グルネル(環境懇談会)は、持続可能な開発戦略とその指標の新たな作成方法を提示した。各指標は、市民との協議を含め、今後、幅広い協議の対象となる。経済パフォーマンスと社会の発展の測定に関するスティグリッツ/セン委員会の報告書提出時にサルコジ大統領が強調したように、数値は、私たちが現状を理解する際に役立つ。基本的に、統計は一つの社会を映し出す」と述べ、指標の重要性を強調した。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発・海洋省】

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