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環境ニュース[海外]

気候変動に関する政府間パネルのプロセスと手続に関するレビュー、インターアカデミーカウンシルが提出

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2010.09.13 【情報源】その他/2010.08.30 発表

 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のプロセスと手続について、インターアカデミーカウンシル(IAC)が独立の立場で行ったレビューの結果が公表された。IACは各国の科学アカデミーを傘下に置く権威ある組織である。2010年3月にIPCCのパチャウリ議長と潘基文国連事務総長がIACに要請したこのレビューでは、非査読文献の使用や多様な観点の反映を含め、IPCCの報告書作成にかかるあらゆる側面に加え、管理機能、成果を一般に伝達する際のパネルの手続を含めた組織的な側面も検討された。今年は他に6件の独立レビューが、気候科学のさまざまな側面について行われており、科学そのものの質的な評価を行ったものはすべて、適正との結論を出している。パチャウリ議長は、「気候変動が事実であることについては圧倒的多数の科学者の意見が一致している」としながら、「IACのレビューはIPCCの政策と手続面の強化に寄与するもの」として歓迎の意を示した。IPCCを構成する各国政府は、10月の総会でIACの勧告を検討する。2013〜14年発表予定のIPCC第5次評価報告書はすでに担当する気候科学者の選任も終え作業が進んでいるが、今回のIACのレビュー結果はその作成プロセスに活かされるものとみられる。【気候変動に関する政府間パネル(IPCC)】

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