イギリス、地域の団体や公的部門のエネルギープロジェクトに3000万ポンドを投入

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2011.12.22 【情報源】イギリス／2011.12.07 発表

　2011年12月7日、イギリスのエネルギー・気候変動大臣は、地域の団体等のエネルギープロジェクトに1000万ポンドを助成するとともに、公的部門のエネルギー効率改善融資制度に対し、2000万ポンドを追加拠出すると発表した。地域の団体や組織が気候変動への対応に重要な役割を果たすとの認識によるもので、助成金1000万ポンドについては「地域エネルギー評価基金（LEAF）」を設置して申請を受け付ける。申請が通った団体には、エネルギー効率改善等の可能性の評価に充てるための約5万ポンドが支給され、200近くの団体が助成を受けられる。今回は短期助成で、地方当局のほか教区会、任意団体、宗教団体等も応募でき、2012年3月末までに終了する評価プロジェクト等が対象となる。
　融資制度（サリックス・ファイナンスが運営）に追加投入される2000万ポンドは、イングランドの学校や病院、大学等の公的部門のエネルギー効率改善プロジェクトを対象とし、2012年3月末までに締結される融資に限られる。これにより削減される炭素は約21万トン、見込まれるエネルギー関連料金の節約額は約4600万ポンドになるという。【イギリス　エネルギー・気候変動省（DECC）】