ドイツ交通・建設・都市開発省、エネルギー高効率住宅のテスト居住家族を決定

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2012.01.16 【情報源】ドイツ／2011.12.20 発表

　ドイツ交通・建設・都市開発省は、実験用エネルギー高効率住宅の実証試験のための居住家族を決定したと発表した。同省は、建物と電気交通の研究の一環として、消費量の2倍のエネルギーを産出し敷地内の電気自動車に直接充電する戸建て住宅「高効率ハウスプラス」1棟をベルリンに建設した。この住宅を使い、エネルギー効率の高い建物と電気自動車が現実の生活条件においてどのように機能するかの実証試験を行う。15カ月の居住試験には132家族が応募し、このうち学術的な見地から選ばれた5家族が見守る中、ラムザウアー建設担当大臣がくじ引きにより当選者を決定した。同大臣は、「高効率住宅の実験に大きな関心が寄せられたことは喜ばしい」と、持続可能でありながら自動車を利用した質の高い生活を維持するこの試みへの期待を表明した。試験は、4人家族が2012年3月から1年間居住し、アウディなど5社が提供する電気自動車を3カ月ずつ使用して実施する。ハウスプラスの建物は、2011年12月7日から2012年2月29日まで一般に公開される。【ドイツ交通・建設・都市開発省】