ドイツ　「自然保護・エネルギーシフト専門センター」の設立準備開始

　ドイツ連邦環境省は、「自然保護・エネルギーシフト専門センター」の設立に向けて準備を開始したことを公表した。この機関は、自然保護とエネルギーシフト間で発生する対立の解決を目的にしたもので、連邦環境省による財源拠出のもと設立準備チームが、専門センターの体制等を2015年半ばまでに提案することになっている。再生可能エネルギーの拡張や電力系統の拡張には自然保護との対立が発生していることか、現政権の連立協定において、同センターの設置が合意されていた。専門知識の仲介を通じてエネルギーシフトプロジェクトが自然に配慮した形で実行されることを目指す。設立準備チームは、自然・環境保護団体の横断組織であるドイツ自然保護リングのエーケ氏が代表を務め、再生可能エネルギー生産者、州政府、地方自治体、市民団体、自然保護活動家といった多様な立場の代表者が参加する。【ドイツ連邦環境省】