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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、イリノイ州マホメット帯水層を安全飲料水法の「唯一水源」と指定

水・土壌環境】 【掲載日】2015.03.24 【情報源】アメリカ/2015.03.11 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、イリノイ州東部中央地域の地下にあるマホメット帯水層を、安全飲料水法で定める「唯一水源」と指定することを決定した。同法では、汚染されると公衆衛生上の重大な危険が発生し、かつ、物理的に利用可能、あるいは経済的に実現可能な代替飲料水源がないとき、その帯水層の一部あるいは全部を「唯一水源」と指定する権限をEPAに与えている。「唯一水源」の指定が決定すると、EPAは、その地域で行われる、連邦資金が使われているすべての事業について、健康への重大な危険となる汚染の可能性を評価するための見直しを実施することができる。
 マホメット帯水層は、イリノイ州東部中央の14郡を含む地域の地下に広がる砂と岩の帯水層で、120の公共水道システムと数千の井戸を通じ、この地域の住民の半分以上にあたる約50万人に毎日5800ガロンの飲料水を供給している。EPAはこの指定に関し、2014年にパブリックコメントと公聴会を実施し、提供された意見や疑問に答える文書も作成し、今日の決定に至った。【アメリカ環境保護庁】

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