カナダ環境大臣、国際的炭素価格制度を推進

地球環境】 【掲載日】2016.04.27 【情報源】カナダ／2016.04.15 発表

　カナダのキャサリン・マッケナ環境・気候変動大臣は、2016年4月14、15の両日、ワシントンで世界銀行が主催した「炭素価格制度リーダーシップ連合（CPLC）」のハイレベル会合に各国政府の代表者らとともに出席した。炭素価格付け制度は、企業にとって炭素を排出すれば高くつくことから、排出削減へのインセンティブとなる。CPLCは、炭素価格付けを世界中で導入するという長期的目標をめざして各国の国・地方政府や企業が活動する国際的パートナーシップで、カナダも、排出削減・気候変動対策の有効なツールになるとして参加している。今回の会合も、温室効果ガスの排出削減とグリーンインフラ・低炭素技術の投資促進の戦略となる炭素価格付け制度の導入促進を目的に開催された。
　ワシントンではマッケナ大臣はこの会合のほかにも炭素価格付け制度導入への連携を強化するため各国の閣僚や金融機関の代表者らと会合を持った。大臣は、「CPLC参加国として、カナダは炭素価格付け戦略の世界的導入を促す取組を進め、国内でも炭素価格付けを含めた気候変動対策の実施のため、各州、準州と協力している」と述べた。