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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、カナダ南部の自然保護区拡大に1億ドル投資

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2019.05.13 【情報源】カナダ/2019.04.23 発表

 カナダ環境・気候変動省は、私有地の多いカナダ南部の自然保護区拡大を目的とした「自然遺産保全プログラム」に4年間で1億ドルを投じることを発表した。このプログラムは、自然保護団体ザ・ネイチャー・コンサーバンシーの主導で、ダックス・アンリミテッド・カナダ等の協力を得て実施される。生態学的に貴重な20万ha以上の土地や淡水に新たな保護区を設けるため、地域・州・準州・全国規模の自然保護団体が民間の土地や土地に関わる権益(森林利用権など)を確保する活動を支援する。この取組みは、陸地・海洋の自然保護区を2倍にするという同国の目標達成にも寄与する。
 世界的にカナダは、淡水資源の20%、湿地の24%、温帯雨林の25%、北方林の33%を保有し、気候変動に影響を及ぼす陸域の炭素貯蔵量の約3分の1が存在する。特にカナダ南部は生物多様性が極めて豊かだが、国民の多くが居住しており、開発による脅威が高まっている。カナダ政府は自然保護のため、2018年度予算で同国史上最大となる13億ドルを拠出し、その一環として今回のプログラムの計画案を募集した。【カナダ環境・気候変動省】

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