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環境ニュース[海外]

イギリス、EU離脱後の持続可能な漁業法案を議会提出

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2020.02.14 【情報源】イギリス/2020.01.29 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、EU離脱後にEU共通漁業政策に替わるものとして、漁業法案を議会に提出した。成立すると、イギリスは1973年の欧州経済共同体(EEC)加盟以来失っていた自国の領海における漁業主権を取り戻す。法案は、イギリス政府に操業権者、漁獲枠、漁業機会、操業期間等を定める権限を保証し、さらに持続可能な漁業と海洋環境の確保を目的とする。すべての漁業資源に対し、持続可能なレベルでの漁獲が義務付けられ、漁業管理計画は、特定の漁法が海洋環境に悪影響を与えることのないように、多様な魚種が遊泳するイギリス海域の「混合漁業」の実態に即して作成するものとされる。イギリスは、2019年に2050年目途のCO2排出実質ゼロ達成を法制化したが、法案にも気候変動の条項が入り、気候変動対応型漁業の促進が謳われている。また、漁業資源の多くは、「シェアードストック」(複数の沿岸国の排他的経済水域に分布する漁業資源)であることから、持続可能な漁業のために他の沿岸国との交渉が重視されている。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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