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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、有害物質のリスク評価実施のための枠組を制定

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2024.05.09 【情報源】アメリカ/2024.04.23 発表

アメリカ環境保護庁EPA)は、有害物質規制法(TSCA)に基づくリスク評価の手続き枠組を最終決定したと発表した。
地域社会、特に脆弱な地域社会の住民・労働者の健康と環境保護、科学に基づく評価に重点がおかれている。これまでは、大気浄化法や飲料水安全法など個別の法令で規制されている大気や水などによる曝露経路は評価されていなかったが、現実世界に即し、同一の化学物質の複数の曝露経路(大気、水など)を検討する。また、化学物質の使用条件ごとに個別にリスクを判断していたが、その化学物質に関して単一のリスク判断を行う場合もあるとし、その要件を明確化した。2016年のTSCA改正(ローテンバーグ化学安全法)により、EPAリスク評価の手続き枠組の制定を義務付けられた。2017年に制定したが、法廷で有効性が争われ内容の一部が差戻しとなったため、EPAは再検討していた。このたび制定された枠組は、告示の30日後から適用される。現在進行中のリスク評価に対しては、新手続きの適用が可能な限り適用する。

【アメリカ環境保護庁

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