一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

トステム、アルミ架台採用の2工場7.5MWの大規模太陽光発電設備が稼働開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2011.03.01 【情報源】企業/2011.02.23 発表

 トステムは、有明工場(熊本県長洲町)と、岩井工場(茨城県坂東市)に各発電出力3.75MW、合計7.5MWの大規模太陽光発電設備が完成し、3月に本格稼働を始める。電力会社や太陽光関連企業を除き、国内で最大となる。NTTファシリティーズと共同開発したアルミ製の太陽電池架台を国内の産業用で初めて採用した。太陽電池モジュールは、トステムと同じ住生活グループで太陽光発電システムを手掛けるLIXILエナジーから調達した。

 どちらも工場敷地内の遊休地を活用して設置した。経済産業省の「2009年度地域新エネルギー等導入促進対策事業」に採択され、有明工場は熊本県と長洲町、岩井工場は茨城県、坂東市と協力して計画を進め、2011年1月に完工した。両工場の太陽光発電設備はそれぞれ「熊本県 長洲町 LIXIL 有明 SOLAR POWER」「茨城県 坂東市 LIXIL つくば SOLAR POWER」と名付け、3月に開く落成式に合わせて本格運転を開始する。

 採用した太陽電池モジュールはシリコン系単結晶で、両工場とも2万280枚を使用し、500kWの大型パワーコンディショナー(電力変換器)を8台設置した。年間発電量は、有明が3900MWh、つくばが3800MWhとなる。モジュールを支えるアルミ製の架台は、鋼材を使った従来型と比べて軽量なため、設置工事で大型重機が不要。耐食性にも優れ、保守費用を抑制できる。

 両施設には発電設備を見渡すことができる展望台を併設した管理棟があり、トステムは4月から管理棟を活用して企業・団体や学校からの見学者を受け入れ、太陽光発電の普及活動を実施する。両施設で発電した電力の環境付加価値は「グリーン電力証書システム」を通して第三者に譲渡し、これまでの省エネ商品の開発・販売事業に加え、環境に配慮したエネルギーを創る取り組みも進める。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース