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環境ニュース[国内]

東京ガス・パナソニック、「エネファーム」向け停電時発電機能オプション開発

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2014.08.12 【情報源】企業/2014.08.07 発表

 東京ガスとパナソニックは、家庭用燃料電池「エネファーム」向けに、停電時発電機能を備えるオプション品を共同開発した。10月1日に発売する。停電発生時にエネファームが運転していなくても自立起動して発電する。コンセントを通じて家庭内に電力を供給できる。従来の停電時発電機能は、エネファームが運転している場合に限って発電が可能だった。
 新たに開発した2つのユニットで、停電時に運転停止中でも自立起動して発電できるようにした。1つは、エネファームの自立起動に必要な電気を蓄えるリチウムイオン電池を内蔵する「自立起動用電源ユニット」で、もう1つは、エネファームで発電した電力の供給先を通常時の分電盤から「停電時使用可能コンセント」に自動的に切り替える「自立起動用切替ユニット」だ。
 停電時発電機能は、使用電力が700W以下の場合に最長約96時間(4日)電力が使え、電源ユニットの蓄電池からの供給を加えると、停電時に最大1200Wの電力を約2時間使用できる。エネファームはガスと水道が供給されていないと発電できないが、その状況でも、電源ユニットの蓄電池にためた電力が、停電時使用可能コンセントを通じて最大500W使える。
 太陽光発電に接続していれば、その発電電力で蓄電池を充電しながら、より長時間電気が使用可能になる。停電中に停止しているエネファームが自立起動して発電開始するまでに65分程度かかる。東京ガスが61万5000円(税、工事費別、停電時使用可能コンセントは別途手配)で販売する。10月1日以降に東京ガスが出荷する4機種のエネファームで利用できる。【東京ガス・パナソニック】
提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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