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国立環境研究所、民間旅客機が世界34都市上空で捉えた都市域からのCO2濃度変動の特徴を公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.05.29 【情報源】国立環境研究所/2020.05.15 発表

 国立環境研究所は、日本航空の旅客機を利用した温室効果ガス観測プロジェクト(CONTRAILプロジェクト)で2005年から2016年の約10年間にわたって取得されたCO2濃度の観測データを解析することによって、世界34都市の直上におけるCO2濃度変動の特徴を明らかにした。

 各都市上空で都市の風上側と風下側を比べると、都市の風下で顕著なCO2濃度の増加が観測され、都市域のCO2排出の影響を見出すことができた。 したがって、各都市上空におけるCO2濃度の変動幅の大きさは都市からのCO2排出の影響を捉えており、CO2排出が大きいと考えられる都市ほど、その上空におけるCO2濃度の変動幅も大きいことが明らかになった。

 CONTRAILは民間旅客機により世界の都市上空でのCO2濃度データを提供する世界で唯一のプロジェクトであり、今後もこの観測データを都市域や世界各国のCO2排出の監視に役立てて活用することで温室効果ガスインベントリの精度向上にも貢献できると期待されている。

同研究の成果は、令和2年5月14日付でSpringer Natureから刊行される自然科学分野の学術誌「Scientific Reports」にオンライン掲載された。

 詳細はプレスリリース参照。

【国立研究開発法人国立環境研究所】

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