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環境ニュース[国内]

聟島に移送したアホウドリのサンフランシスコ沖到達が確認される

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2009.10.27 【情報源】環境省/2009.10.26 発表

 環境省は、聟島を巣立ったアホウドリが、平成21年10月11日に米国カリフォルニア州サンフランシスコの南西約80kmの沖合で、写真撮影されたと発表した。
 財団法人山階鳥類研究所が実施の中心となり、環境省と米国魚類野生生物局とが共同で実施している「小笠原群島聟島(むこじま)におけるアホウドリの新繁殖地形成事業」で、2月5日に伊豆諸島鳥島から聟島までヘリコプターでアホウドリのヒナ15羽が移送され、(財)山階鳥類研究所の研究員による給餌を受け、5月25日までに全て巣立っている。
 15羽のうちの7羽には、衛星発信機が装着されている。
 今回確認されたのは、このうちの1羽(メス)で、5月22日に巣立った後、7月初旬にはカムチャツカ半島の先端を経由し、8月初めにアリューシャン列島、8月下旬にアラスカ湾、9月中旬からカナダの西海岸を南下して、10月初旬からサンフランシスコ沖に到達していることが、衛星追跡により分かったとのこと。10月12日までの累積移動距離は、26,000km以上。
 人工給餌をして巣立ったアホウドリが遠隔地で観察されたのは、今回が初めて。
 また、アホウドリが生まれた年の秋に換羽することが初めて明らかになったとのこと。【環境省】

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