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環境ニュース[国内]

民間航空機を利用した観測で上空の二酸化炭素濃度の短周期変動が明らかに

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.01.21 【情報源】国立環境研究所/2013.01.21 発表

 (独)国立環境研究所、気象庁気象研究所、カナダ・ヨーク大学の研究グループは、平成25年1月21日、民間航空機による大気観測プロジェクトCONTRAIL※1により得られた二酸化炭素(CO2)濃度の高頻度観測値から、成田上空(地表付近から高度約10kmまで)におけるCO2濃度の総観規模の変動※2の季節ごとの特徴や高度変化に関する研究成果を公表した。
 公表によると、これまで困難であった同一地点の上空でCO2濃度の高頻度観測値をCONTRAILによって観測した結果、大気中のCO2濃度は上空においても総観規模の変動をしているということが初めて明確になったとしている。さらに、上空におけるCO2濃度の総観規模の変動は、高度や季節によって、日本や東アジアに由来する地上からのCO2放出やCO2吸収の影響を強く受けていることが判明し、CO2の放出・吸収源の分布や放出量・吸収量を見積もる際、大気中CO2濃度の総観規模の変動が一つの指標として役立つとしている。【(独)国立環境研究所】

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