一般財団法人環境イノベーション情報機構
(仮称)新礼受ウィンドファーム事業に係る計画段階環境配慮書に対する環境大臣意見を提出
【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2025.09.16 【情報源】環境省/2025.09.12 発表
環境省は、「(仮称)新礼受ウィンドファーム事業 計画段階環境配慮書」(コスモエコパワー株式会社)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。この事業は、北海道留萌市及び増毛郡増毛町において、最大 103,200kW(単機出力 4,300〜6,250kW×最大24基)の風力発電所を設置するもの。
環境大臣意見では、
[1]想定区域及びその周辺は、種の保存法に基づき国内希少種に指定されているオジロワシ、オオワシ、クマタカ等の生息が確認されていることから、風力発電設備への衝突、移動の阻害等による鳥類への重大な影響が懸念されるほか、ノスリ等の猛禽類やガン類、ハクチョウ類の主要な渡り経路となっている可能性があるため、専門家等からの助言を踏まえ、鳥類等への影響について渡りに対する影響も含め適切に調査、予測及び評価を行うこと
[2]想定区域及びその周辺には、植生自然度が高い群落等の植生が存在しているほか、想定区域の一部は森林法に基づき指定された土砂流出防備保安林、水源かん養保安林等の保安林となっていることから、風力発電設備等の配置等の検討に当たっては、現地調査により自然度の高い植生等が存在する区域を明らかにした上で、自然度の高い植生等の改変を回避又は極力低減すること
等を求めている。
【環境省】