「子供のためのボルボ・UNEPアドベンチャー賞」の2005年受賞者が決定

【環境学習 こどもの環境学習】 【掲載日】2005.05.30 【情報源】国連／2005.05.12 発表

　2005年の「子供のためのボルボ・UNEPアドベンチャー賞」の受賞者が決まった。ボルボとUNEPは、将来の意思決定者や消費者に、環境問題についてよく知ってもらうため、10歳から16歳の子供向けに、インターネットをベースにした世界規模での環境教育プログラムを共同で実施している。同賞は、この教育プログラムの一環として行われている。
　大賞は、南アフリカの「レディスミス環境クラブ」による、「私たちの町から電気の効率化」プロジェクトが受賞した。この事業は、低エネルギー型電球の利用を増やすことで、エネルギー消費量とCO2排出量を削減した。レディスミス町の家庭、学校、ホテルでは、4000個の電球が低エネルギー型のものに変えられ、エネルギー消費量を約158万4000kWh削減した。
　二等は、2001年より韓国の光州川の水質改善活動を行っている、「光州川のキーパー」が受賞した。三等は、廃電子機材のリサイクルとリユースに取り組んだ、アメリカのバブコック中学校のグループによる「Win’05：電子廃棄物のリサイクル・リユース」事業が受賞した。
　授賞式はスウェーデンのエーテボリで行われ、大賞受賞者には1万ドル（105万円）、二等受賞者には6000ドル（63万円）、三等受賞者には4000ドル（42万円）の賞金が贈られる。【ＵＮＥＰ】