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環境ニュース[海外]

ロンドン市 PM排出基準未達成のディーゼルトラックに高額な課徴金 低排出ゾーンを導入

大気環境 交通問題】 【掲載日】2008.02.22 【情報源】イギリス/2008.02.04 発表

 イギリスのロンドン市は2月4日、粒子状物質(PM)の排出基準を満たしていないディーゼルトラックに高額な課徴金を課す「低排出ゾーン」を導入した。これはイギリスで、また欧州でも最も大気汚染が深刻とされる状況を打開するための制度。
 2月4日以降、低排出ゾーンに進入する、ユーロIII基準を満たしていないディーゼルトラック(12トン以上)は、1日当たり200ポンドの課徴金を支払わなければならない。今後、3.5トン以上のディーゼルトラック、バスやタクシーなども順次、課徴金(200〜100ポンド)の対象となる。低排出ゾーンは、グレーター・ロンドン地域をほぼカバーする大きさ。固定式・移動式カメラで同ゾーンに進入する自動車のナンバープレートをチェックし、基準適合車か、あるいは課徴金を既に支払っているかデーターベースで照合する。
 ロンドンのリビングストン市長は、この制度により、2012年までに粒子状物質を7万〜50万トン、NOxを40万〜130万トン削減できるとしている。【ロンドン市】

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