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環境ニュース[海外]

アメリカ エネルギースターで学校での省エネ対策を促進

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2009.09.11 【情報源】アメリカ/2009.09.02 発表

 学校での新学期が始まるに当たって、アメリカ環境保護庁(EPA)では、学校の施設のエネルギー効率を改善するよう、学校の運営者や建物の管理者に呼びかけている。各学区では、建物のエネルギー効率の改善を誓う「エネルギースター・チャレンジ」に参加することができ、実際、全米で500箇所以上の学区が、エネルギースターによってエネルギー消費量を削減することを約束し、気候変動対策に貢献してえる。
 アメリカの小中学校のエネルギーコストは、年間80億ドル近くに上り、教科書代・コンピュータ代の合計を上回っている。エネルギースター・チャレンジに参加する学校では、エネルギー効率を改善するため、エネルギー消費量を測定するツール、技術的な手引き、事例集などのツールやリソースを活用することできる。
 なお、エネルギー効率化が進んでいるとして、EPAの「エネルギースター」ラベルを取得している学校は2000校近くに上る。中には、オレゴン州のグレシャム・バロー学区のように、エネルギー消費量を48%削減し、電気代を年間130万ドル以上節約したところもある。ペンシルバニア州のカウンシル・ロック学区では、主に建物の維持管理の改善などにより、2005年以降、エネルギー消費量を40%削減し、3年間で470万ドル以上を節約した。
 EPAでは、保護者、教師、児童・生徒に対して、学校でも、家庭でも省エネに協力して取り組むよう呼びかけている。保護者と教師で構成する全国のPTOでは、家庭で省エネについて学ぶのに役立つよう、「ゴー・グリーン・ナイト」活動も実施している。【EPA】

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