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環境ニュース[海外]

国連環境計画事務局長、健康と環境の関連を指摘し国際的取組を呼びかけ

健康・化学物質】 【掲載日】2016.03.03 【情報源】国連/2016.02.18 発表

 シュタイナー国連環境計画(UNEP)事務局長は、第2回国連環境総会(UNEA-2)に向けナイロビで開催された常駐代表委員会(CPR)で、環境と健康の密接な関係を指摘し、環境への国際的取組が健康問題を改善しうると強調した。事務局長は、「ジカ熱やエボラ出血熱の拡大は、環境と健康の関係に注目する必要があるというシグナルを国際社会に送っている」と述べた。
 世界保健機関(WHO)によると、世界の早死件数全体の23%は環境要因によるものだという。しかし例えばモントリオール議定書のもとでオゾン層破壊物質を規制することにより、2030年までに約200万例の皮膚ガンを防げるという。含燃料の廃止も、すでに毎年100万人の早死予防に寄与している。また、健全な環境は健康面だけでなく、経済にも役立つ。UNEPは、オゾン層を破壊するフロン類の廃止によって世界の医療保健が受ける恩恵は2060年までに累積1兆8000億ドルにのぼり、含ガソリンの廃止は世界のGDPを4%押し上げるとしている。【国連環境計画

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