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環境ニュース[海外]

欧州委員会、廃棄物管理とリサイクルに関する新ルールを決定

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2018.06.06 【情報源】EU/2018.05.22 発表

 欧州委員会は、廃棄物管理とリサイクルの推進で世界をリードする新たなルールを公表した。これは、2015年12月に示した循環型経済パッケージに基づくもので、廃棄物の発生抑制、及び一般廃棄物と包装廃棄物リサイクルの大幅な改善を図り、埋立てや焼却よりも発生抑制、再使用再生利用を優先させる「廃棄物ヒエラルキー」の具体的な措置をEU加盟国に義務付ける。新ルールの主な内容は下記の通りで、EU官報での発表後20日で施行される。
一般廃棄物リサイクル目標:2025年、2030年、2035年の目標をそれぞれ55%、60%、65%とする。
・包装廃棄物リサイクル目標:包装廃棄物全体で2025年は65%、2030年は70%とし、素材別(プラスチック、木材、非鉄金属、紙・段ボール等)の目標も設定。
・新たな分別回収の対象として、有害家庭ごみを2022年、バイオ廃棄物を2023年、繊維製品を2025年までに義務付け。
埋立て処分される一般廃棄物の量を2035年までに10%以下とする。
・全ての包装物を対象に、拡大生産者責任の義務付け制度を2024年までに確立。
・食品廃棄物や海洋ごみの発生抑制に関する目標を導入。
【欧州委員会】

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