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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、2021年の世界エネルギー関連CO2排出量が過去最高と報告

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2022.03.24 【情報源】研究機関/2022.03.08 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、2021年の世界エネルギー関連CO2排出量が、コロナ危機からの世界経済の回復と石炭の使用増加により前年比で6%増加、過去最高の363億トンに達したと発表した。再生可能エネルギー発電が過去最高となったにもかかわらず、石炭からの排出量が、排出増加分の40%以上を占め、過去最高の153億トンに達し、排出増の要因になったという。天然ガスからの排出量も2019年レベルを超え75億トンとなった。国別では、中国が経済大国で唯一、2020年、2021年ともに経済成長を遂げ、石炭火力に大きく依存する電力需要の急増等に伴い排出量が増加。世界の排出増の要因となり、2021年は世界排出量の33%を占めた。インドも発電における石炭の使用増加に伴い排出量が2019年レベルを超過。先進国では経済生産高が2021年にコロナ危機前まで回復したが、アメリカのCO2排出量は2019年比4%減、EUでは2.4%減にとどまった。天然ガスの価格急騰による石炭火力への切替えが特に欧米で見られたという。
国際エネルギー機関

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