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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、PFAS等の新規化学物質の安全性審査の免除規定の廃止を提案

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2023.06.01 【情報源】アメリカ/2023.05.16 発表

アメリカ環境保護庁EPA)は、有害物質規制法(TSCA)に基づく新規化学物質の審査手続きに関する規則の改正案を提案した。現行では、生産量と環境への放出量、人への曝露量が少ない化学物質は、安全性審査が免除されている。
改正により、パーフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(PFAS)の新規物質とこれ以外の残留性・蓄積性・毒性のある化学物質(PBT)について、安全性審査の免除規定が廃止される。
現在、TSCAは、製造業者(輸入業者を含む)と加工業者に対し、新規化学物質の製造前届出(PMN)、重要新規利用届出(SNUN)、微生物商業活動届出(MCAN)の提出を義務付けている。
EPAは、届出のあった新規化学物質すべてについて、リスクの有無・規模に関し5種類の安全性判定を下すこととされている。
今回の改正案により、この規定と免除規定の齟齬が訂正される。一方、EPAはイノベーション促進のため新規化学物質届出の審査を効率化する。
改正案は、公告後60日間の意見公募に付せられる。
【アメリカ環境保護庁

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