一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、容器包装法の改正に向け、州政府や関連団体との協議を開始
【ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2025.12.05 【情報源】ドイツ/2025.11.17 発表
ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省(BMUKN)は、容器包装法の改正に向け、容器包装法実施法案(VerpackDG)に関する州政府や関連団体との協議を開始したことを公表した。この法案は、2026年8月以降にEU域内で施行する包装・包装廃棄物規則と円滑な連携を確保するため、現行の容器包装法(VerpackG)にかわる法律であり、これにより、ドイツで確立されてきた仕組みを維持しつつ、改善を図る。
容器包装法実施法案では、すべての容器包装製造業者および関連組織に許可取得を義務付ける。
また、容器包装廃棄物の削減を目的に、容器包装製造業者には容器包装1トン当たり5ユーロを共通組織へ拠出する制度を導入する。
これにより、リユース容器の普及、再充填の促進、消費者向け啓発を進める。
また、リサイクル率も強化し、2028年以降、アルミニウムと鉄金属にはそれぞれ95%、またプラスチックには75%のリサイクル率が新たに課され、そのうち70%はマテリアルリサイクルによる達成が求められている。
協議は12月5日までオンライン形式で行われる。連邦内閣は2026年第1四半期に法案を承認し、その後、連邦議会における審議に送る予定としている。
【ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省】