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環境ニュース[海外]

国連環境計画、「世界メタン誓約」に沿った一層のメタン排出削減が必要と報告

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2025.12.04 【情報源】国連/2025.11.17 発表

国連環境計画UNEP)は、ブラジル・ベレンで開催の国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)に合わせ、世界のメタンの状況を総合的に評価した報告書を公表した。

メタンは強力な温室効果ガスであり、その削減は1.5℃目標の実現に不可欠である。
2030年までにメタン排出量を2020年比で最低でも30%削減することをめざす「世界メタン誓約」(以下、誓約)が2021年に発足し取組が進められてきた。
報告書の主な内容は以下の通り。

メタン排出量は未だ増加しているが、規制強化等によって以前よりも予測値は改善しつつあり、今後も改善の見込み。
・効果が実証済みの解決策(漏洩の検知・修理のプログラム、稲作の水管理、有機廃棄物の分別・処理など)が既に存在し、排出削減は低コストで可能であり、規模拡大が必要。
・技術的に実行可能な削減策の完全実施により、2030年までに年間18万人の若年死と1,900万トンの作物損失が回避可能。
・G20+諸国が農業、廃棄物化石燃料の部門で削減策を進めることにより、2030年までに2020年比で36%の削減が可能。

国連環境計画

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