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環境ニュース[国内]

岩木川と鶴見川の河川整備基本方針が策定

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2005.05.19 【情報源】国土交通省/2005.05.19 発表

 社会資本整備審議会に対し国土交通大臣が意見を求めていた、岩木川水系と鶴見川水系の河川整備基本方針が、同審議会・河川整備基本方針検討小委員会での審議を経て、17年5月20日に策定される見込みとなった。
 河川整備基本方針は、各水系の河川管理の総合的・長期的な方針を定めるもので、河川環境の整備・保全・維持管理に対する考え方が明らかにするとともに、洪水被害の軽減などについても記載を行っている。
 今回策定される岩木川と鶴見川の2水系の河川整備基本方針のうち、環境保全に関わる項目としては、岩木川では(1)岩木山などと調和した良好な河川景観の維持・創出、(2)自然とのふれあいや環境学習ができる場の整備・保全、(3)下水道など関連事業や流域住民との連携の下での水質改善、(4)十三湖と岩木川下流部の汽水環境保全、(5)オオセッカなどの繁殖地となっているヨシ原保全、(6)中流部のオオタカ営巣地や上流部のアユ・ウグイ産卵場の保全、(7)外来種の拡大防止、(8)住民参加による河川清掃、河川愛護活動の推進−−などが盛り込まれ、また鶴見川では(一)水域から陸域の連続性の確保など多様な動植物の生息・生育・繁殖環境の保全・再生、(二)絶滅が危惧されるヨコハマナガゴミムシなどの生息・生育・繁殖環境の保全、(三)良好な河川景観の維持と形成、(四)河川とふれあいながら、流域の水循環系を学習する場の整備・保全、(五)下水道管理者や市民との連携の下での更なる水質改善、(六)実績のある市民、関係機関との連携・協働の発展−−などの項目が盛り込まれている。
 なお鶴見川流域は従来から、行政と連携する自発的な市民活動がさかんで、市民と行政の協働による河川管理者制度「リバーシビックマネージャー制度」も12年から導入されている。【国土交通省】

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