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環境ニュース[国内]

ポジティブリスト制導入に伴う残留農薬暫定基準最終案への意見募集開始

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.06.06 【情報源】厚生労働省/2005.06.03 発表

 食品中残留農薬、動物用医薬品、飼料添加物のうち、残留基準が設定されていないものを一定量以上を含む食品の流通を原則禁止する「ポジティブリスト制度」の平成18年5月からの施行をめざしている厚生労働省は、17年6月3日に残留農薬暫定基準最終案、残留基準が設定されていない物質への一律基準案、人の健康を損なうおそれがない対制度象外物質案を公表し、この案について17年8月2日まで意見募集を行うことにした。
 残留農薬については、17年3月現在で244農薬と31の動物用医薬品に対し、食品中残留基準・分析法が定められているが、ポジティブリスト制度を施行するにあたっては従来のものとは別に、コーデックス委員会(注1)でさだめられた国際基準や外国基準なども踏まえた暫定基準を検討。
 15年10月には、647の農薬・動物用医薬品・飼料添加物の食品中の残留基準を提案した第1次案に対する意見募集が実施され、続いて16年8月に、669の物質を対象にした暫定基準第2次案、残留基準が設定されていない物質への一律基準案、人の健康を損なうおそれのない対象外物質案への意見募集が実施されていた。
 今回公表された最終案は、第2次案に対して寄せられた意見を参考に、薬事・食品衛生審議会農薬・動物用医薬品部会での審議をもとに作成されたもの。対象農薬・動物用医薬品・飼料添加物は715にのぼっている。
 意見は郵送、電子メールで受付けている。

(注1)1962年に設立された、FAO(国連食糧農業機関)/WHO(世界保健機関)合同食品基準委員会のこと。国際食品規格であるコーデックス食品規格の作成を行っている。【厚生労働省】

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