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環境ニュース[国内]

4か国の黄砂モニタリング専門家ネットワーク会合をつくばで開催

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2005.08.23 【情報源】環境省/2005.08.22 発表

 環境省は、アジア開発銀行(ADB)、国連環境計画(UNEP)との共催で「第1回黄砂モニタリング専門家ネットワーク会合(準備会合)」を、2005年8月17日から19日まで、つくば市にあるつくば国際会議場で開催した。
 この会合はADBやGEFによる黄砂対策プロジェクト(注1)の提言内容を実現化するために、日本、中国、韓国、モンゴルの4か国に共通する黄砂モニタリング手法の検討を行うことが目的。
 会合ではモニタリングにより得られたデータの検証手法、データ共有のための手続きなどについて意見交換が行われた。
 その結果、データ共有は技術的に可能であることが確認され、適切なモニタリングの実施・データ共有のために関係担当者の訓練を進めること、今後開始される黄砂対策実施プロジェクトに技術的な助言を与える委員会を設置すること、今後まとめる予定の黄砂モニタリング手法・モニタリングデータ共有手法の地域マニュアルにデータの精度管理や日常的なメンテナンスについても盛り込むこと−−などが指摘された。
 地域マニュアルは、ADBが今秋に開始する黄砂対策実施プロジェクトの中で約3年をかけまとめられる予定。今回会合の検討結果も、この黄砂対策実施プロジェクトに反映される。

(注1)国連環境計画(UNEP)、国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)、国連砂漠化対処条約事務局(UNCCD)、アジア開発銀行(ADB)と中・モンゴル・韓・日が共同で、地球環境ファシリティー(GEF)とADBの資金を活用し、黄砂対策関連情報の収集評価や黄砂対策マスタープラン作りに取り組んだプロジェクト。03年7月から開始され、提言レポートが04年度中にまとまった。 【環境省】

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