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環境ニュース[国内]

未承認ワクチン使用、野鳥の飛来など調査徹底へ 鳥インフルエンザ感染経路究明で

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.09.12 【情報源】農林水産省/2005.09.08 発表

 茨城県内30養鶏場でH5亜型のA型鳥インフルエンザウイルス(注1)の抗体陽性が確認された件に関係して、農林水産省は平成17年9月9日、第2回高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム検討会を開催し、感染経路について9日時点まで判明している情報をまとめた。
 この検討会では、これまでに分離されたウイルスが遺伝子的に極めて近縁であることから、感染した養鶏場の間に何らかの関連が推定されると指摘があり、また各農場の卵、ヒナ、成鶏だけではなく、鶏糞の汚染物も含め、すべての物と人の出入りについて調査すべきとの意見が出た。
 さらに、17年9月2日開催の食料・農業・農村政策審議会・第15回家きん疾病小委員会で、「ワクチンの使用などの人為的感染経路も否定できない」との見解が示されたことを踏まえ、未承認ワクチンの使用、生きた家きん・ペット鳥類の輸入、野鳥の飛来ルートなどについても、さらに調査・分析・検証を徹底する必要があるとした。

(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。【農林水産省】

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