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環境ニュース[国内]

保安院、31アスベスト鉱山の採掘跡地実態調査結果を公表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2006.01.12 【情報源】原子力安全・保安院/2006.01.12 発表

 過去に生産実績が確認された31のアスベスト石綿)鉱山を対象に、原子力安全・保安院が実施した、採掘跡地の植生、他用途への転用状況調査結果がまとまり、平成18年1月12日に発表された。
この調査は17年7月下旬から実施されていたもので、調査対象となったアスベスト鉱山の所在地は、北海道、岩手県、福島県、新潟県、埼玉県、静岡県、島根県、山口県、熊本県、長崎県の1道9県に及んだ。
 調査の結果では、31鉱山のうち15鉱山については、周辺の山林との一体化、3鉱山については果樹園、造成地などへの転用が進んでいることが確認され、アスベスト粉じんが飛散する確率は極めて低いと評価された。
 一方、採掘後の残りかすから無石綿化製品を製造中のノザワ富良野鉱山、採掘跡地などの植生が現在進行中の山部鉱山、布部鉱山、現在石綿以外の鉱種を採掘している八和田鉱山、山王赤松鉱山、樹木の中から一部採掘跡が垣間見える豊福鉱山、森松石綿鉱山、朝日川床鉱山−−計8鉱山については、念のため大気中のアスベスト粉じん濃度測定を行ったが、全て大気汚染防止法上の敷地境界基準(1リットルあたり10本)を下回っていたと報告されている。
 なおこれ以外の岩手鉱山、須賀川鉱山、泉鉱山、浅川鉱山、原田鉱山−−の5鉱山については、鉱山が所在する地方公共団体に所在地を確認しても、場所の特定が不可能だったという。保安院では鉱山の終掘から相当の歳月が経過しているため、所在不明になったと説明している。【原子力安全・保安院】

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