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環境ニュース[国内]

黄砂観測装置を長崎県長崎市に設置

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2006.04.26 【情報源】環境省/2006.04.26 発表

 環境省は北東アジア地域での黄砂モニタリングネットワーク構築に向け、地上から上空数キロメートルわたり、リアルタイムで黄砂観測が可能な装置・ライダー(LIDAR:Light Detection and Ranging)を新たに、長崎県衛生公害研究所(長崎県長崎市)敷地内に設置し観測を開始した。
 黄砂については近年、中国などでの被害が急激に拡大していることから、飛来経路、黄砂の物理的、化学的性質など詳細な現象解明が求められているところ。日中韓とモンゴル、UNEPなどが05年3月に共同でまとめた「北東アジアにおける黄砂の防止と抑制に関する地域マスタープラン」でも、解明にむけてのモニタリングネットワークの重要性が指摘されている。
 今回設置したライダーは、独立行政法人国立環境研究所が開発したもので、レーザー光線を上空に発射し、上空に浮遊する粒子状物質に反射して返ってくる光を測定・解析することにより、黄砂等粒子状物質を他の汚染物質と区別し、その直分布をリアルタイムで観測することが可能。
 環境省が国内で設置するライダーとしては富山県射水市、島根県松江市に続き3基目。
 なお同省の国内ライダーモニタリングネットワークとしてはこれ以外に、国立環境研究所が関係研究機関と協力して観測を行っている、北海道札幌市、宮城県仙台市、茨城県つくば市、長崎県福江島、沖縄県辺戸岬の5基があり、これら8基のライダーによる観測結果は同研究所のホームページから公表されている。【環境省】

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