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環境ニュース[国内]

姫路市のアイシーティーAC研究所で核燃料物質を発見

エネルギー 原子力】 【掲載日】2006.08.04 【情報源】文部科学省/2006.08.02 発表

 (株)日本触媒姫路製造所(兵庫県姫路市)内に設置されている(株)アイシーティーAC研究所で、使用許可を受けていない核燃料物質が平成18年5月11日にみつかり、同社は発見場所の周囲の放射線量の確認を行った上で18年7月31日に文部科学省にこの事実を通報した。
 みつかった核燃料物質の内容は、ガラスビンに入った硝酸ウラニル水溶液(ウラン量:0.7グラム)、アンモニアウラニル水溶液(ウラン量:7.5グラム)硝酸トリウム(トリウム量:約11グラムのものが2本)、硝酸ウラニル(ウラン量:約15グラム)、プラスチック容器に入った重ウラン酸アンモン(ウラン量 約400グラム)。
 物質は現在、AC研究所内の施錠管理された部屋内に移管されており、部屋の外側の放射線量も、最大1時間あたり0.14マイクシーベルトと安全上問題のないレベル。
 アイシーティーによると、これらの物質はもともと、日本触媒吹田工場にあったものだが、昭和58、9年頃に吹田工場から姫路製造所に移動され、さらに昭和63年にアイシーティーAC研究所に移動されていたという。
 なお、連絡を受けた文部科学省は、18年8月1日に職員2名を現地に派遣し保管状況を確認するとともに、発見された核燃料物質に対する核燃料物質としての使用許可を受け、原子炉規制法に定める技術基準を遵守した上で、引き続き適切に管理するよう同社を指導した。【文部科学省】

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