昆虫類のレッドデータブック改訂版まとまる

　絶滅のおそれがある日本の野生生物種の生息情報などをまとめた「レッドデータブック」のうち、昆虫類レッドデータブックの改訂版の内容が、平成１８年８月１０日までにまとまった。
　このレッドデータブックは、平成３年に出版された「日本の絶滅のおそれのある野生生物　無脊椎動物編」のうち、昆虫類を扱った部分の改訂版にあたるもの。１２年に環境省が公表した絶滅のおそれがある野生生物の種のリスト（レッドリスト）に基づき、種ごとの生物学的特性のほか、分布域、生息状況、生存を脅かしている原因－－などの情報を最新のものに改めた。
　記載件数は絶滅種が２、絶滅のおそれがある種・亜種が１３９（絶滅危惧１類６３、絶滅危惧２類７６）で、これに準絶滅危惧種や情報不足だった種を加えた全掲載種数は３９２にのぼる。
　なお、入手希望者は(財)自然環境研究センターから定価３，２５５円（税込）で直接購入できる。【環境省】