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環境ニュース[国内]

安全性未審査の組換え米”LLRICE601”混入を検査へ 米国産長粒種米輸入時に

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.09.19 【情報源】厚生労働省/2006.09.15 発表

 2006年8月に、安全性未審査の遺伝子組換え米”LLRICE601”が誤って米国内の長粒種商業米に微量に混入していたことが明らかになったことを踏まえ、自治体が輸入ずみの米国産米を調査したところ、輸入業者1社が06年に輸入した米国産米加工品に長粒種米が含まれていたことが06年9月15日までに判明した。
 このため、厚生労働省はこの加工品に、LLRICE601の混入していないことが確認されるまで、この加工品や加工を使用した製品を販売しないようこの事業者を指導。
 また同日付けで、LLRICE601の混入を検知するための暫定試験法を検疫所に通知し、長粒種米や長粒種米を主原料とする加工品の輸入時に検査を実施する方針もあきらかにした。
 LLRICE601は、除草剤「グルホシネート・アンモニウム」に対する耐性を持つるたんぱく質を作り出すよう組換えを行った品種だが、商業化はされていない。 米国農務省(USDA)、同食品医薬品局(FDA)では、発現するたんぱく質が他の遺伝子組換え食品の安全性審査で問題ないとされていることから、LLRICE601が混入しても食品の安全性は損なわれないとしている。【厚生労働省】

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