一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

「21世紀気候変動予測革新プログラム」に関する研究提案書受付開始

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2007.01.05 【情報源】文部科学省/2007.01.05 発表

 文部科学省は2007年度から新たに開始する委託研究事業「21世紀気候変動予測革新プログラム」に関する提案書の受付を07年2月5日まで実施する。
 「21世紀気候変動予測革新プログラム」は06年度で終了する同省の「人・自然・地球共生プロジェクト(注1)」の成果を発展的に継承し、「A.温暖化予測モデルの高度化および将来予測」、「B.不確実性の定量化・低減」、「C.自然災害に関する影響評価」の3つの研究項目を有機的に連携させながら、気候変動予測研究を実施するもの。2013年頃までにまとめられる予定の「IPCC第5次評価報告書」をはじめ、気候変動に対する政策検討、技術的対策の立案に寄与することをめざしている。
 温暖化予測実験の実施にあたっては、世界最高水準のスーパーコンピュータである地球シミュレータの活用が前提条件。また提案はA〜Cの3つの研究項目ごとに共同応募型と単独応募型の2つのカテゴリーに分けて応募を受け付けている。
 地球シミュレータ使用料を除く研究費の規模は、研究項目Aのうち「各種フィードバック機構を取り入れた長期気候変動予測実験」、「高解像度大気海洋結合モデルによる近未来気候変動予測実験」、「超高解像度大気モデルを利用した地域的に詳細な気候変動予測実験」の3領域については1課題あたり5,000万円〜1億2,000万円程度(採択数:各1課題)、それ以外の項目では1課題あたり500万円〜3,000万円程度(採択数:Aのうち「先端要素モデルの開発」領域とBを合わせて6課題程度、Cは5課題程度)を予定している。
 詳細は文部科学省ホームページに掲載された公募要領を参照のこと。
 この提案受付に関する問合せ先は文部科学省研究開発局海洋地球課地球・環境科学技術推進室(電話番号:03−6734−4143、FAX番号:03−6734−4147、電子メールアドレス:kikoh@mext.go.jp)。

(注1)世界最速のスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使い、地球温暖化予測や水循環変動予測に関するモデルの開発を行うことを目的に14年にスタートした研究プロジェクト。【文部科学省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク