一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

フランス チラシなど印刷廃棄物の削減に向け 「エコフォリオ社」を設立

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2007.02.06 【情報源】フランス/2007.01.23 発表

 不要な印刷物の削減に向けた取組みを行う「エコフォリオ社」の認可などを盛り込んだ省令が、2007年1月23日の官報に掲載された。
 これにより、不要な印刷物(広告チラシ、フリーペーパーなど)に対する手続きがスタートする。今後、印刷物の発行人は、当局の認可した民間企業「エコフォリオ社」に、印刷物の配布量に応じて負担金を支払わなければならない。集められた負担金は、2006年12月23日付け政令(n°2006-1766)に基づく計算表に従って、地方自治体に支払われる。エコフォリオ社は、このため、エコアンバラージュ(家庭からの容器包装廃棄物を管理するために認可された組織)と承諾書を交わした。
 地方自治体に支払われる助成金は、処理方法によって異なり、印刷物をリサイクルした場合は65ユーロ(1トン当たり、以下同様)、エネルギー回収やコンポスト化の場合は30ユーロ、その他の場合は2ユーロとなる。この計算式の差が、印刷物の最良のリサイクルを促す。
 地方自治体は、2006年末までに収集した印刷物のトン数に応じ、2007年に最初の助成金を受け取る。試算では、年間、約2000万ユーロが地方自治体に支払われる見込み。
 環境エネルギー管理庁(ADEME)の調査では、この措置の対象となる印刷物は、2004年時点で、80万トン〜110万トンと推計される。内訳は、大型食料品店・専門店(58%)、フリーペーパー(18%)、その他の新聞(7%)、広告(10%)、住所不明の広告印刷(7%)。各家庭では年間、平均40kgを受け取っている。
 オラン大臣は、この措置を評価し、組織の設立に同意し、努力した印刷会社や地方自治体に謝辞を述べた。【フランス エコロジー持続可能な開発省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク