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環境ニュース[国内]

国環研「熱中症予防情報」サイトが暑さ指数情報の提供を再開

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.06.01 【情報源】国立環境研究所/2007.06.01 発表

 環境省が国立環境研究所ホームページに設けた「熱中症予防情報」サイトで、2007年6月1日から、都道府県ごとの暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)予測値の提供が再開された。
 熱中症は「気温が高い・湿度が高い・風が弱い」といった条件が揃った時に体内で生まれた熱と、汗や熱伝導による熱放出とのバランスが崩れて障害が生じた状態のことで、重症になると死亡に至る場合もある。
 ヒートアイランド現象地球温暖化の進展で発症のリスクが高まっているという指摘があり、猛暑だった04年には、東京消防庁管轄下の熱中症による救急車での搬送人員数が統計開始以来の最高を記録した。
 「熱中症予防情報」サイトで示されている暑さ指数とは、熱環境の程度を表す指標として、人体の熱収支に影響の大きい気温・湿度・輻射熱の要素を取り入れたもので、提供情報は「31度以上=赤(危険度:運動は原則中止)」、「28〜31度=ピンク(危険度:厳重警戒)」、「25〜28度=黄色(危険度:警戒)」、「21〜25度=黄緑(危険度:注意)」、「21度まで=水色(危険度:ほぼ安全)」に色分けされ、利用者が感覚的に危険度を把握できるよう工夫されている。
 なお1日から提供された情報は、各都道府県の当日と翌日の3時間ごとの暑さ指数予測値と、東京、新潟、名古屋、大阪、福岡の暑さ指数のリアルタイム速報値。
 同サイトにはこのほかにも、各消防局の協力による最新の熱中症患者発生状況、環境省が熱中症に関する最新の科学的知見や関連情報をまとめた「熱中症保健指導マニュアル」も掲載されている。【国立環境研究所】

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