敬老の日に吹上御苑内の自然観察会で自然観察会を開催へ ７０歳以上が対象、１９年７月２０日まで申込み受付

【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2007.06.26 【情報源】宮内庁／2007.06.22 発表

　通常は一般公開されていない皇居・吹上御苑内で、平成１９年９月１５日の敬老の日に、７０歳以上の人を対象にした自然観察会が開催されることが、宮内庁の１９年６月２２日付け発表であきらかになった。
　吹上御苑は、江戸時代初期(１６５７年)の明暦の大火以降、江戸城の庭園になった場所で、第２次大戦以降は昭和天皇のご意向により、武蔵野風の自然に戻すことを意識し、できるだけ手をかけない形の管理が行われている。
　現在、苑内には武蔵野の面影を伝えるクヌギ林、シイ、カシなどの大木を交えた鬱蒼とした林、湿地などが点在し、タヌキ、モグラ、野鳥、昆虫など多くの動物も生息している。
　今回の自然観察会は、８年から１００名を超える人が携わって実施された、皇居内の生物調査の成果などを国民とわかち合いたいという天皇・皇后両陛下のご希望を踏まえて、１９年のみどりの日（５月４日）、こどもの日（５月５日）に続いて実施されることになったもの。
　「午前１０時から」「午後０時３０分から」「午後２時３０分」の計３回実施されることになっており、１回あたりの開催時間は４０分程度。１回の参加人数は２５人程度を予定している。参加者は観察会コースを付き添いなしで回れることが必要。参加費は無料だが、傷害保険料（実費５０円程度）の負担は必要になる。
　参加希望者は、日本郵政公社製往復はがきの表面に申込み宛先（〒１００−８１１１東京都千代田区千代田１−１宮内庁管理部管理課庶務係）、裏面に参加希望日、参加希望回、参加希望者全員の氏名（１〜４名まで。代表者氏名に○印）、郵便番号、年齢、性別、住所を、返信用はがきの表面に、申込代表者の郵便番号、住所、氏名を明記の上、１９年７月２０日（当日消印有効）までに郵送で申し込むことが必要。申込みは個人、グループともに１件に限る。
　申込み多数の場合には抽選で参加者を決定するが、（１）日本郵政公社製往復はがき以外での申込みを行った場合、（２）複数の申込みを行った場合、（３）必要事項の記入漏れがある場合、（４）申込み期限を過ぎて申し込んだ場合には、申込みが無効になる。
　抽選結果は申込みされたすべての人に８月中旬までに通知する。【宮内庁】