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環境ニュース[国内]

「知床の森林づくりに関する協議会」を設置

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2007.07.09 【情報源】林野庁/2007.07.06 発表

 北海道森林管理局は、「知床の森林づくりに関する協議会」を新たに設置し、その第1回会合を平成19年7月13日に北海道森林管理局知床森林センター内(北海道斜里町)で開催する。
 陸域のほとんどが国有林野である知床半島のうち、17年7月に世界自然遺産に登録された地域は、国が森林生態系保護地域(注1)として保全・管理を行っているが、将来にわたって遺産登録地域を適切に保全していくためには、周辺部を含めて自然林の再生・保全に取り組む必要があるほか、遺産登録で来訪者が増えたことによる一部地域への利用の集中、エゾシカの食害による植生への影響などが、保全上の課題として懸念されている。
 「知床の森林づくりに関する協議会」は、このような課題への対処とともに、修学旅行やツアー企画などを活用した新たな形の森林環境教育の展開方法、誰もが参加しやすい森林づくりの仕組みづくりなど、多様な主体が参加する森林づくりを継続的に推進するために必要な事項を検討する。
 委員には、村田均・斜里町長、脇紀美夫・羅臼町長のほか、観光、漁業、教育、環境関係者など19名が参加している。【林野庁】

(注1)国が禁伐などの管理経営を行う国有林野「保護林」の種類の1つで、日本国の主要森林帯を代表する原生的な天然林やその地域でしか見られない希少で原生的な天然林を保護することを目的として設定されている。18年4月1日現在の全国の保護林設定箇所の総数は850か所、総面積は68万3,000ヘクタールだが、うち森林生態系保護地域に設定されているのは25か所、40万ヘクタールにのぼっている。

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