欧州モビリティ・ウィーク　2007年のテーマは「道は人のために」

　今年で6回目となる欧州モビリティ・ウィークが、9月16日から22日まで開催される。
　2007年のテーマは「道は人のために」。地方自治体において、徒歩・自転車・公共交通機関・カーシェアリングのような、汚染の少ない交通手段に、道を譲ることを奨励する。EUの温室効果ガス排出量の10％は自動車に起因するものである。また、大気汚染物質は、人間の健康及び環境に悪影響を及ぼすおそれがある。モビリティウィークは、人々に、より持続可能な選択肢を選ぶよう働きかけるものである。
　なお、同ウィークは、持続可能な交通に向けた息の長い変革を促すもの。参加都市は、自転車専用道路や公共交通サービスのような恒久的な措置を1つ以上、導入しなければならない。
　今回は、欧州内外から1324都市が参加する。特に中国が、初めて国家規模の公共交通機関週間を設け、108の都市が参加する。【欧州委員会】