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環境ニュース[海外]

ドイツ内閣 気候・エネルギー重点プログラムを承認 2020年までにCO2排出量を40%削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2007.10.02 【情報源】ドイツ/2007.08.24 発表

 ドイツ連邦内閣は、8月23日、連邦経済省と環境省が提出した気候・エネルギー重点プログラムを承認した。
 プログラムでは、2020年までにCO2排出量を1990年レベルから40%削減する目標を掲げ、30の具体的な対策が挙げられている。
 ガブリエル環境大臣は、プログラムにおける最も重要な項目として次の4つを挙げている。
再生可能エネルギーの割合を大幅に増加。目標は、電力需要における割合を2020年までに25‐30%に、熱需要における割合を2020年までに14%に上げること。
バイオガス供給法の整備により、バイオガスの動力燃料利用や発電所の燃料としての導入を実現する。
●コジェネレーション設備の利用により、環境に配慮した効率的な熱・電力生産を増加させる。法改正を通じて、発電量に占めるコジェネレーションの割合を25%に倍増する。
●建築物のエネルギー効率を向上。最初の一歩として、建築物のエネルギー基準を2008年に30%上げる。第2段階として、2012年までにさらに30%上げる。
●気候保護予算の増加。2008年は、26億ユーロ(排出枠のオークションで得られる4億ユーロも含めて)用意する。これは、2005年予算よりも18億ユーロ多い(約200%増)。
 12月にバリで開催される気候変動枠組条約締約国会議までに、これらの重点プログラムを法案として内閣で承認し、連邦議会に提出する予定である。【ドイツ連邦環境省】

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