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環境ニュース[海外]

フランス 新車の購入に当たり、CO2排出量に応じたボーナス/ペナルティー制度を導入

大気環境 交通問題】 【掲載日】2007.12.13 【情報源】フランス/2007.12.05 発表

 フランスのエコロジー持続可能な開発国土整備大臣、経済・財政・雇用大臣、予算・公会計・公職大臣は、12月5日、自動車の1Km走行当たりのCO2排出に基づいて補助または課徴金を課す「ボーナス/ペナルティー制度」を発表した。これは新車の購入者に対して、CO2排出量の少ない自動車を選ぶことを推奨するものである。
 エコロジーボーナスは、CO2排出量が130 g/km以下の自動車が対象となる。現在、販売されている自動車の30%がこれに該当する。さらに、15年以上経った自動車を廃車にして、CO2排出量の少ない新車を購入する場合には、「スーパーボーナス」が支払われる。
 反対に、CO2排出量が160g/km以上の新車にはペナルティーが課せられる。現在、販売されている自動車の約25%が該当する。
 このメカニズムは環境懇談会(環境グルネル)により提案された「環境価格シグナル」を適用する最初の事例となる。
 なお、ペナルティー収入は、ボーナスやスーパーボーナスの支出に充てられる。このため、この制度によって、家庭や企業に追加的な負担がかかることはない。
 ボーナスの金額は、CO2排出量100 g/km以下の場合は1000ユーロ、101 〜120 g/kmで700ユーロ、121〜130g/kmで200ユーロ。
 ペナルティーの金額は、CO2排出量161〜165 g /km で200ユーロ、166 〜200 g/kmで750ユーロ、201〜250g/km で1600ユーロ、250g/km以上は2600ユーロとなる。【フランス エコロジー持続可能な開発国土整備省】

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