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環境ニュース[海外]

フランス 遺伝子組換体法が成立

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2008.06.02 【情報源】フランス/2008.05.22 発表

 フランス議会上院で5月22日、遺伝子組換体に関する法案が可決された。同法案は、既に5月20日に議会下院で可決されており、これで最終的に成立した。
 議会上院・下院では、法文の修正が数多く行われ、原産地統制呼称制度(AOC)と生物多様性の保全が強化された。特に、自然公園内では、遺伝子組換体の栽培が完全に禁止される可能性が盛り込まれた。
 また、議会上院・下院は、政府の目標として以下の事項を確認した。
●研究・審査能力を強化し、ヒトの健康と環境の保護を高い水準で保証する。
●あらゆる農業生産組合、特に遺伝子組換体を使用しない農業生産組合を守る。
●穏やかな議論の土台を作り上げるため、遺伝子組換体の使用と評価について、完全な透明性を確保する。
 ボルロー エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備大臣は、世界で最も保護を強化した法文だと歓迎。明快、詳細かつ厳格な規制を組み込み、ヒトの健康、環境及びフランス農業を絶対的に尊重する方向にバイオテクノロジーの発展を導くものだ と述べた。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】

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