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環境ニュース[国内]

イギリス 廃棄物ゼロ国家への道

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2009.10.22 【情報源】/2009.10.13 発表

 イギリスのヒラリー・ベン環境大臣は10月13日、イギリスを廃棄物ゼロ国家へ導くための方策を示した。主なポイントは以下の通り。
埋立て処分量を今後10年間で半減する。来年初めに、リサイクルできる、あるいはコンポスト化できる廃棄物のうち、埋め立て処分を禁止する品目と規制を実効的なものとする方法について協議。また、家庭廃棄物の75%を今後10年間でリサイクル、またはエネルギーとして利用する。
●「ごみゼロ区域」プロジェクトに6つの対象地域を追加し、地域コミュニティで廃棄物を削減する革新的なプランを策定。国の廃棄物目標以上の取り組みを実施する地方自治体を認定し、助成金によって支援する「地方自治体のためのごみゼロ区域基準」を新たに実施する。
リデュースリユースリサイクルを通し、国民にゴミの扱いについて再考を促す新たなキャンペーンを10月下旬に開始する。
●地方自治体が2020年までにリサイクル可能なゴミを完全に回収(紙、缶、ガラス、ペットボトル、食品廃棄物、容器等)。特に地方自治体の食品廃棄物からのエネルギー生産を支援。
●「イングランドの商業・産業廃棄物」に関する目標や対策を発表:企業の支援、廃棄物処理業界との連携などに取り組む。
 ベン環境大臣は、アルミニウムや食品廃棄物、缶の製造やエネルギー回収に使えるものの埋め立て処分や、必要以上の資源を製造過程で浪費することに疑問を呈した上で、ムダをなくし廃棄物ゼロ国家となるためには、政府、地方自治体、企業、消費者それぞれが役割を果たすべきだと述べた。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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