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環境ニュース[国内]

アメリカ環境保護庁(EPA)、「エネルギースター」プログラムが自動車工場のエネルギー効率向上に貢献と発表

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2010.07.02 【情報源】/2010.06.22 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)の「エネルギースター」プログラムが、自動車製造業の化石燃料消費を12%削減、温室効果ガス排出量をCO2換算で70万トン以上削減して、同業界のエネルギー効率向上に貢献したことが明らかになった。これはデューク大学ニコラス環境政策ソリューション研究所が報告したもので、アメリカ国内の自動車組立工場のエネルギー効率改善を評価した結果、EPAのエネルギー管理戦略の中でも特に、パフォーマンスの測定と、パフォーマンスの優れた工場への評価が重要であることが再確認されたという。またトップパフォーマンスを誇る工場とその他との差が埋まり、業界全体のパフォーマンスが向上したことも実証された。こうしたエネルギー管理アプローチの中核には、自動車組立工場に特化したエネルギースター・エネルギーパフォーマンス指標(EPI)があり、これによって業界内で基準に基づいたパフォーマンス評価ができ、同業者同士や時間経過による比較が可能になった。こうした業界専用のEPIは自動車製造業以外にも開発途中を含め20以上ある。またエネルギースターラベルをEPAから認定された製造工場は、対象業界全体で60社近くに上り、年間で50億ドル以上節減し、CO2換算で600万トン以上の排出量削減したことになる。産業部門は、アメリカ国内のエネルギー消費の30%以上を占めており、EPAは、仮に工業施設のエネルギー効率が10%向上すれば、アメリカにとって200億ドル近くの節減につながり、2200万世帯超の年間電力消費に相当する温室効果ガスを削減することができるとしている。 【EPA

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