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環境ニュース[国内]

富士通エフ・アイ・ピー、神奈川県丹沢大山地域で森林再生を支援

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.08.04 【情報源】企業/2010.08.02 発表

 富士通エフ・アイ・ピーは、森林再生に神奈川県と協働で取り組む「かながわの森林再生への参加協力に関する覚書」を結んだ。2015年6月までの5年間、同県の酒匂川上流の丹沢湖畔約9haを「富士通エフ・アイ・ピーの森」と名付けて森林の再生を支援し、枝打ち間伐などの活動を展開する。

 覚書は、同県が実施する「森林再生パートナー制度」に基づく。同制度は、県が行う森林整備などの費用を企業が負担することで、支援する森林を企業の森として命名し、銘板を設置できる仕組み。県は森林づくりボランティア活動など企業の社会貢献活動の場を提供し、整備した森林によるCO2吸収量算定書を発行する。

 富士通エフ・アイ・ピーの森は、同県山北町の丹沢大山地域にある丹沢湖畔の8.86ha。社員らがボランティアで森林を整備する。森林再生はCO2吸収量増に加えて近隣の渓流に流出する土砂を減らし、生物多様性保全につながる。同社は、1970年代から大気汚染水質汚濁分野のシステムを開発。環境関連の画像処理、汚染情報などのシステムを提供している。今回、自ら取り組む環境活動として、森林再生を支援することにした。

 同県の森林は、木材生産などの林業活動を通じて育てられてきたが、外国産木材の輸入の増加や家屋の新建材への移行などの影響から、手入れの行き届かない森林が増えている。放置すると森林が荒廃し水を蓄えるなどの重要な働きが損なわれる心配があることから、1997年に「水源の森林づくり事業」を開始。2009年3月に拡充して森林再生パートナー制度となった。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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