一般国道42号湯浅御坊道路拡幅に係る環境アセス書に対し、環境大臣意見を提出

【環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2010.09.10 【情報源】環境省／2010.09.10 発表

　環境省は、一般国道42号湯浅御坊道路拡幅に係る環境影響評価書についての環境大臣意見を平成22年9月10日付けで国土交通省に提出した。
　一般国道42号湯浅御坊道路拡幅事業は、国土交通省近畿地方整備局が事業主体となり、和歌山県御坊市野口〜有田郡有田川町天満の区間、延長約19.4kmを2車線から4車線に拡幅するもの。
　今回の環境大臣意見では、動植物等につて、サシバの繁殖状況、ナガエミクリの生育状況及び地下水のモニタリング調査を着実に実施するとともに、影響が生じるおそれがある場合には、専門家の助言を得て適切な措置を講ずること。また、建設段階において新たに希少な動植物が確認された場合は、専門家の助言を得ながら、適切な保全措置を講じることを求めている。
　また、温室効果ガスについて、事業実施段階において、温室効果ガス排出量を削減するため、他の道路事業における取組状況を踏まえ、国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律（グリーン購入法）に基づく特定調達品目等の使用に努めること。地域特性等を踏まえ、温室効果ガスの排出削減等にも留意しつつ、効率的な施工計画を策定するよう努めることを求めている。
　なお、今後、都市計画決定権者である和歌山県（※）に対して、国土交通大臣等から環境大臣意見を勘案した意見が述べられる予定。

（※）この事業は都市計画に定められるものであるため、環境影響評価法第40条第1項に基づき、環境影響評価は事業者に代わって都市計画決定権者である和歌山県が実施。

【環境省】