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環境ニュース[国内]

日本ユニシス、大阪府でEV共同利用プロジェクトを発足

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.10.16 【情報源】企業/2010.10.13 発表

 日本ユニシス、オリックス自動車、ジェーシービーなどは、環境省の温暖化対策技術事業「電気自動車(EV)による日本版Autolib(オートリブ)に関する技術開発」に採択され、EVの共同利用プロジェクトを大阪府で2011年1月に発足させる。日産自動車のEV「リーフ」のカーシェアリングシステムをはじめ、EVに関する新しいサービスを構築する。

 プロジェクトでは、乗り捨てに対応したEVカーシェアリングシステムのほか、走行距離の確認や充電場所情報を高機能携帯電話(スマートフォン)向けに提供する情報システム、大阪府が推進するEV用の給電インフラネットワークを利用したポイント付与システム――などのサービスを構築する。

 「オートリブ」とは、フランスで2011年内に予定されている乗り捨てできるEVカーシェアリング事業のこと。24時間365日EVを利用でき、路上の車両ステーションで無人貸し出し・返却できる。今回、その日本版を目指す。充電場所情報提供システムは、国内の充電場所情報を検索できるスマートフォン向けのアプリケーションを、世界で初めて開発する。ガソリン車と比べてのCO2削減効果に対し、EV利用者にインセンティブを与えるポイント付与サービスも開発・実証する。

 オリックス自動車は、充電インフラと連携したカーシェアリングシステムを担当する。両システム間のインターフェースや、リーフ用のカーシェアリング車載装置、乗り捨て利用の運用方法を開発する。日本ユニシスは、充電インフラシステムを開発し、カーシェアリング、充電場所情報、ポイントシステムとの連携を検討する。ジェーシービーは、ポイント関連の技術を担う。

 実証事業は3年間にわたって展開する。2011年2月までに12台のリーフを導入し、2013年2月までには約50台に拡大する。乗り捨て対応のカーシェアリングの実証実験は2011年度以降に行う。各社は、プロジェクトを実施することで、将来の社会インフラの1つとしてEVの新しいサービスの構築を進めていく。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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